[1140]ライター育成講演のネタ帳、話の引き出し方編

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

よくある「ヒアリング項目」というのは、それを聞くためのものではなく、その先にあるキモを引き出すために使ってください。
基本的には、答えを聞いて満足せず、「なぜ、どういうことですか」を繰り返していく。
ここで、実際の取材テープを聞いてみましょう。
弁護士の先生に対し、「力を入れているところはどこですか」と質問したケースです。

Q) 力を入れているところはどこですか
A) 何か特別な分野や特色を持つというより、目の前にある悩みを解決していきたいということだと思いますよ。

Q) でも、悩みを気軽に口にする人って、なかなかいないと思うんですけど。
A) そういうときはね、あえて「笑い」を入れるの。ときには軽口やツッコミをしながらね。緊張がほぐれるっていうのかな、距離が近づくじゃない。

Q) 距離が近づく・・・。
A) そう。単に「何でもお話ください」と言ったところで出てこないし、コッチも本音が出しやすくなる。「そうは言うけど、本当のところどうなのよ。相手が謝ってくれればいいの?」みたいな話がサラっとできちゃうじゃない。

Q) なぜ、それが必要なんでしょう。そうしないとどうなるんでしょう。
A) 筋違いの依頼を受けても、決して満足には至らないでしょ。エクスキューズや遠慮ばかりしていても、かえって時間がかかるばかりだし。

1140.gif
今回のまとめ

2.の「言葉尻を繰り返す」というのは、精神科でも多用されているテクニックだと聞いたことがあり、患者が勝手に真相を語ってくれるそうです。
確かに、一定の効き目はあるようです。

それはさておき。
こうなると、力を入れているところは、「目の前にある悩みを解決していきたい」ではないですよね。
では、実際に収めた原稿です。

当職が気を配っているのは、早い段階から、本音を言いやすい環境にすることです。法律相談といっても、多くの方は、何を言っていいのかわからないと思います。そのようなときは難しく考えず、胸の内をそのまま口に出していただくのが一番。それを否定したりとがめたりはいたしません。

もちろん、こちらからも本音を申し上げます。利権が絡むような場面では、うわべだけの会話を繰り返していても真相に迫れないでしょう。その一方、お互いにギスギスしてしまっては、何の意味もありません。そこで重要になってくるのが「笑い」だと考えます。

もしたしたら、ちょっとした突っ込みや軽口が混ざるかもしれません。しかしそれは、話しやすい「街の弁護士」を目指しているから。特別な分野や特色を持つのではなく、目の前にある不具合を是正していきたいからなのです。

どうでしょう。
3点の「まとめ」を使っただけで、これだけ深掘りすることができました。
頭を使っているようで、実はパターンに添った定型フローへ落とし込んでいるだけです。
もしかしたら、「こんなに突っ込んだ質問してもいいの?」と思う人がいるかもしれません。
次回は、その部分についての武装理論をご紹介します。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

お仕事のお問い合わせ
カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
プロフィール

てつまる

Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

最新記事
カテゴリ
お世話になっているサイト様
最新コメント
最新トラックバック
コトバカウンター
special thanks to
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR