[1441]「書けていない」と「書いていない」、たった一文字の境目

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

今回はガラっと変わって、社内報の話です。
いま、某家電メーカーでやっているのは、都内近郊のお出かけスポットを紹介する企画。
しかも、2つの施設を、対比軸で取り上げていくんですね。
例えば、「宇宙VS地球」だったり、「海VS山」だったり。
簡単に言うと、相反した内容でアオルわけです。

そうしたなか、7月号のテーマとして下ってきたのは「自然VS科学」でした。
片やジャンボリー系の体験型テーマパーク、片や楽しくお勉強ができちゃう博物館。
ここまでは、無理のない流れだと思います。
ところが、着手して間もなく「自然と科学って、あまり相反しない」ということがわかりました。
「自然科学」という言葉があるとおり、コインでいう表裏の関係だったりするんですね。

1441.jpg
わかりやすい例としての、人工栽培

例えば、収穫した作物の料理教室と、博物館主催の科学教室って、結構イメージがかぶるんですよ。
もしくは、ミニブタレースと、イボイノシシの剥製なんてどうでしょう。
特に画で比べた場合、あまり違わないんですね。

実際、これには困りました。
なので、主たるモチーフをメインに持ってきて、裏のテーマは控えめに書かざるをえない。
そうしないと、ドッチも似たような趣旨になっちゃうわけです。
自然系なら「動物の触れ合い」に行数を割くべきで、ワークショップは触る程度。
科学系なら「展示物の豊富さ」を主眼にし、フィールドワークは付け足しぐらいで収める。

普通、だれでもそうしますよね。
ところが、返ってきた校正は、「イベント系の紹介をもっと詳しく」との内容。
だから、そうしちゃうと、対比軸が薄まるの。両方、同じになっちゃうの。

とはいえ、指示は指示なので、コンセプトが崩れない程度に盛りました。
ただ、返信にも書いたんですけど、「書けていない」という判断ではなく、「なぜ、書かなかったのか」という判断を入れてほしいんですよね。
コッチはプロなんだから。
まあ、そんな発想のできる担当者なんて、100人に1人ぐらいしかいないんでしょうけど。
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Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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