[1142]ライター育成セミナーのネタ帳、文章構成は「焼き鳥」で編

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

いままでの2回をお聞きになって、どうですか? 取材本番のイメージができてきましたか。
では、それを文章にまとめていきましょう。
サイトコンテンツの場合は、事前に打ち合わせをした見だしに添って、内容を当てはめていけばいいだけです。
「良くある質問」なら良くある質問だし、「破産のデメリットについて」なら破産のデメリットです。当たり前ですね。

ところが記事文だと、構成も含めて、一任されているケースが多いと思います。
では、どういう順番で得られた素材を並べていけば良いのか。
慣れないうちは、ここに時間をかけてください。
なぜなら、後になって入れきれない要素が出てきたり、文章の流れとして後先が逆になったりしがちだからです。

取材で得たたくさんの材料を、テーマごとの串に刺し、いったん並べてみる。そして、だいたい三つの串盛り皿にまとめる。
ここでいう皿とは、見だしなどで区切られた「段落」のことです。
また、串ごとの移動ができるので、まとまりのある文章がバラけたりしません。
この作業を、自分は「焼き鳥」と読んでいます。
そして一般には、「驚き」の皿、「発見」の皿、「共感」の皿で出すと、すんなりまとまります。

1142.gif
「起承転結」の4段階より、テンポが軽くなる

「驚き」の皿の目的は、読者に戻るボタンを押させないことです。
ウンチクや歴史なんかで始めちゃ、絶対ダメ。
唐突感があってもいいので、取材を通して一番驚いたことを、そのまま書いてください。
できれば、その部分に、取材内容の世界感が詰まっているとベスト。
自分は、取材対象者のセリフから始めています。

「志望校に受からなかったら終わりなのか、あるいは合格したら終わりなのか。学ぶって、そういうことじゃないですよね。社会人になっても定年を迎えても、一生続いていく本能。そう考えると、目の前のテスト対策なんて、あまり意味がないんですよ」・・・学習塾の例。

「独立する前は板前をしていたんですけど、焼き鳥って、和食やすしより奥が深いと思いますよ。焼き方ひとつで味が変わってきますし、串の打ち方も重要です。いまだに『キリがねぇな』って思いますもん」・・・焼き鳥店の例。

どうですか。これからどんな記事が続くのか、ある程度推測できませんか? それと同時に「おもしろそうだな」と思わせる。これが「驚き」の皿です。

その次の段落は、読者側に立った内容にしてください。「発見」の皿です。
よくあるのは、この道を目指したきっかけとか、建物の特徴とか、会社の概要とかで始めちゃうこと。
あのですね、そんなことは、読者にとって、どうでもいいことなんです。
何が食べられるのか、そこを利用するとどんなメリットがあるのか、使い方や仕組みはどうなっているのか。
「そんなお店があったんだ」という発見につなげます。

ここまできたら、そうそう読者は逃げません。
今度はじっくり、店舗側のメッセージを織り込んでいきます。
ウンチクをすっ飛ばされたところで、いままでの部分が誘客になっていますからね。
もっともベストなのは、「この店長の気持ちわかる、誰かに拡散したい」と思わせることでしょう。
実家が運送業で、いつもドライバーと保険会社がもめていたから、弁護士になったとか。
本当は商社に行きたかったんだけど、就職がうまくいかなくて人生のリスクに気付いたから、保険会社に入ったとか。
なので、親身になった対応ができますよと。
そんなエピソードを中心に、「共感」の皿を目指してください。
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てつまる

Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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