[1242]玉虫色の憲法をオカズにする人たち

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

日本の最高規範である憲法は、細かなところまで規定していません。
解釈の幅が広めに設計してあります。
本当の意味で生活に関係してくるのは、民法や商法、刑法などでしょう。

自衛隊の海外派遣にしてもそうですが、やろうと思えばできるし、禁止する根拠にもなり得る。
こうした独自の弾力性があったからこそ、現在まで改憲されずに、流用できてきたんだと思います。
それどころか、この有象無象さ自体が、ある種の文化を形成しつつあるんじゃないかという気さえします。

そうなると、改憲派っていうのは、何をしたいんでしょうね。
いまのままでも、たぶんできなくはないんですよ、彼らの主張って。難易の別はあるにせよ。
もしかしたら、自分の主張に裏付けが欲しくて、憲法を色づけようとしているんじゃないかと。
玉虫色のままでは、やりにくいよねと。
黄色が好きな人は黄色にしちゃえ。青が好きな人は青に塗っちゃえ。そういう言い争いに感じてしまうんですよ。

1242.jpg
「環境」色にしたがる、『愛媛新聞ONLINE』の例

憲法という親分は、いまのところどっちにでもなびくから、早いとこ自分の縄張りに引き込め。
改憲反対派も同じ理屈で、敵の派閥に迎え入れられるくらいなら、ポジションを固定しちゃえ。その方が、自分に有利だ。
なんか、そういうレベルになってませんか。

やりたいことがあるなら、法案を作ればいいじゃん。
「緊急事態条項」だって、議論を尽くして是非を問えばいいじゃん。
憲法を変えるとか変えないとか、それが直接、何に関係してくるんでしたっけ。

護憲を死守しても、「緊急事態条項」を通さなくても、抜け道はいっくらでもあるはず。
そういう「行動」を監視・規制していけばいいのであって、それためには親分じゃなくて、課長あたりが適任。
だって親分って、おおざっぱだもの。
それに、親分をすげ替えたところで、人事が一新されるわけじゃないでしょ。
民法課長や商法課長は、いまのままじゃない。
何で親分が話題になるのよ。

そうじゃなくて、親分というシンボルを抱き込もうってハラでしょ。
何だか、憲法がかわいそうになってきた。
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神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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