[1346]トートロジーから抜け出す方法

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

良く考えると、「閉じた矛盾になってねぇか」ってことがあったりするわけで。
例えば、人気のお菓子があったとしますな。
取材をして、誕生秘話や苦労話を聞き、一連のストーリーを作り出し、
「多くの人に支持されているから、いつでも人気なのでした」
と結論付ける。
でもそれ、当たり前のことで、理由を説明していないんですね。

人気の理由は何なのか、それは、人気だからである。

さんざっぱら文字を使ったところで、たかが「この結論かい」って話です。
これ、やっている本人は、結構気付きません。
細かな部分ではそれっぽい理屈を付けているものの、大枠を追って見ると、「探偵はなぜ調査がうまいのか、それは、調査がうまいと探偵が成り立つからだ」的な記事を作っていたりする。
この理論循環を、「トートロジー」というそうです。

1346.jpg
二重のループという茶濁でございます

これを防ぐためにどうすればいいのかを考えた結果、ある答えに達しました。
それは、お題目を因数分解し、キーワードに別の定義を付ければいいのです。
例えば最初の例だと、「人気」がキーワードになります。
「人気とは何か、それは、行列ができることである」
「行列とは何か、それは、万人のニーズと合致していることである」
「万人のニーズとは何か、それは、日本人の魂に響く風味である」
以下略。
これを繰り返していくことで、
「人気の理由は何なのか、それは、独自のグラハム製法を取り入れているからだ」
といったように、ループから抜け出せます。

これね、以外とできていないライターが多いんじゃないかな。
取材を一定時間していると、そこそこやっている気になっちゃうんです。
でも、頭とケツだけ抽出してみてください。トートロジーになってませんか。

もしくは、タイトルに結論を乗っけたりすると、似たような状況が起こります。
「手書きの暖かさが感じられる絵手紙、その理由は、手書きの暖かさにあった」
みたいな感じ。こんなにストレートなタイトルは付けませんが。
おそらく、当初は理由が不明なので、
「不思議な魅力を感じる絵手紙、その理由は、手書きの暖かさにあった」
だったのでしょう。
それでいいのに、話の筋を臭わせようとして、ネタをトッピングしてしまうんですな。
なので、定義付けで、少しずつ違う角度に持っていくのが有効。
頭とケツを比べれば、無理のないズレが生じているはずです。
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Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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