[415]もう、作らないらしいんです

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

この間、どこで聞いたのかは忘れましたけど、南区あたりで時間調整をしていたら、
「そういえば、村上商店さんの『ハナコン』、機械が壊れたって」
みたいな話が出たんですね。

ハナコンというのは横浜独自の練り物で、正式名称を「ハナコンニャク」といいます。
コンニャクに、小麦粉とかたくり粉を混ぜて蒸し上げたもので、見た目はカマボコ、食べた感じは「ネチプリ」。以前、特集したことがあります。

http://hamarepo.com/story.php?page_no=0&story_id=1511

415.jpg
これが、「ハナコン」だっ

で、いきなり村上さんのところへお邪魔するのも気が引けたので、磯村屋の愛子おばぁちゃんに確認しに行ってみたところ(今回ローカルですみません)、どうやら事実のようでした。別のメーカーに切り替えたそうです。
「お客さんから、歯ごたえが違うって怒られてんのよ、まったくもー」
との談。

お店がつぶれたりしたときは、さすがに編集に相談したりしますが、こういうときはどうしたらいいんですかね。
機械を直せば復活する可能性はあるのですが、常連情報によると、「もう、作らないらしいんです」とのこと。
直接確認すればいいだけの話なんですが、何だか行きつらいじゃないですか。

結論。「聞かなかったことにしよう」。

さらに驚いたのは、最近仕事をするようになった編プロが、こうした事態に備えて「ファーミング」を行っているってことなのです。
FARMは農業。農業といえば、種まき、水やり、雑草の手入れ、収穫などといったように、定期的なメンテが必要ですよね。この会社はアルバイトを使って、過去記事で取り上げた店舗・会社などを、半年に1回程度ラウンドしているとのこと。

ウラ事情を話せば、もし新しい店舗ができていたら「営業のチャンスになる」。店舗が続いていたとしても、料金やメニューの変更をきっかけとして、再掲出の提案ができる。そういうねらいもあるそうですが、利用者の立場になれば、あってしかるべきフォロー体制です。
その成約率は、新規の飛び込みと、どっこいどっこいとのこと。
媒体の信頼性UPにもつながるし、「なるほどねー」と感心しました。得心っていうのが近いかな。

ありがちな「掲載内容は取材時のものです、最新の情報は直接ウンヌン…」というのは、ある意味、媒体の存在価値を自己否定しています。「正しい情報とは言い切れねぇぞ」といった脅しにも受け取れる。それに比べれば、例え営利目的だとしても、「ファーミング」に一理あります。考えているレベルが違うよなぁ。
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てつまる

Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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