[1149]「サルでもわかる」と「柴田理恵」

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

例えば、サビを上手に落とす方法とか、クロゼットを2倍に使える収納術とか、この手の知識に異を唱える人は少ないでしょう。
実際にやってみれば、その効果がすぐに実感できますからね。

ところが同じ専門家の意見でも、結果が見えるまで時間がかかるものに対しては、賛否両論が起きる。
「EUから独立」とか「憲法改正」みたいに。
そこで、抽象的なアイデアをより具体的に感じさせる場合、「例示」という手法を使います。
健康食品なんかだと、良く体験者の声とか載せるじゃないですか。
「女優の柴田理恵さんもご愛好」っていうのも同じ理屈で、「アイツに効くならワタシだって」という筋書きなんです。
また、かつて「サルがウォークマンに聞きほれる」という宣伝がありました。
あれも、例示の一種だと思うんですよ。
「サルでも音質の良さが実感できるなら、このオレにだってわかるハズだ」と。

1149.jpg
どこだか忘れちゃいましたが、とりあえずのサル茶濁でございます

つまり、広告の手法は、効果が出る射程距離によって、大きく2通りに分かれるということなんです。
短距離の場合は、あまり考えなくていい。
ロジックの裏付けも要らないし、あまりゴタゴタやっているとくどくなる。
一方、長距離には、「例示」が欠かせないんですな。

では、「どんなことでもご相談ください、親身に対応します」というコピーって、どうなんでしょ。
熱意やポリシーばっかり一生懸命うたって、「じゃあ、だれがどんな結果をもたらしたの」ということには触れていない。
種類としては長距離ですから、そのままだと、サルすら振り向かないのではないでしょうか。
誰でも書ける日本語と、効果を出す商用コピーは、そもそもの発想が違うんです。

いまやっている会社案内もね、本当はいじりたいところなんですよ。バリバリ広告色を出したい。
だけど、名刺代わりってところがあるから、どうしても熱意やポリシーが優先されてしまう。
柴田理恵が出ている会社案内っていうのも、何か変だし。
ということで、意味の無いテキストに、時間を使っています。フィーがいいから構わないけど。
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Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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