[1452]選択肢が同等だと、人は後者を選ぶ

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

「生きるべきか死ぬべきか。それが問題だ」
という有名なセリフがありますよね。
これを聞いて、「じゃあ、生きるの?」と心配する人はいないわけで。

インタビューをしていて、「苦労した点か、今に続いていることを教えてください」と聞くと、大抵の場合、「今に続いていることね、何だろう・・・」と悩まれます。
同じように、「得意料理か人気料理はありますか」という質問に対しては、人気料理が返ってくる。
つまり、前半はなかったものにされ、後半だけが生きていることになります。

これはですね、頭の中で「単純化」をしているからだと思うんですよ。
考えることがいっぱいあると疲れるので、極力シンプルに直しちゃう。
そこで、比較的印象に残った後の方を選んでいると、そのように考えられます。

1452.jpg
「焼き」と「水」両方という選択は、ないことにしておいてください

この「後者好選」という法則は、ほかにもいろいろと使い道があります。
例えば、相手に自分が取らせたい方を選ばせるときなどですね。
ただし、バリューが同等であることが前提。
抽選の景品で置き時計が余っているなら、「掛け時計と置き時計、どちらがいいですか?」でさばけちゃう。

もしくは、人の意見を好ましい方向へ誘導することも可能です。
この場合、先に表明するのは捨て意見。
「車で行くか、たまには電車もいいよね」という場合、かなりの確立で電車を選んでもらえる。運転がまっぴらゴメンというときに重宝します。たぶん。
「男女問題か雇用問題、どちらかに絞りなさい」と詰め寄れば、雇用問題へ持って行ける。たぶん。

繰り返しになりますが、価値が同等でないと、この作戦は通用しません。
「ダイヤモンドとガラス玉、どっちを選ぶ?」なんてのはダメです。
なので、釣り合いの取れる捨て石を、あらかじめ考えておく必要がありそうですね。
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Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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