[1253]弁護士の収入減は、予防法務が浸透しているから

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

重箱の隅をつつくようですが、弁護士の収入減とトラブルの増減とは、無関係だと思います。
たまたま見つけた記事の論旨を要約してみると・・・。

弁護士の年収は、一般的な会社員の水準まで落ちてきている。
これは、2002年に行われた司法試験改革によって、弁護士の数そのものが増えてきた影響によるもの。
(反社会勢力に頼るのではなく、法律によって解決する土壌を、国が整えていきますよと)
ところが、思っていたよりニーズがすくえなかった。
よって、弁護士一人あたりの取扱い事案数は減少し、いわく「弁護士がビンボー」になったと。
司法改革は失敗である。
法廷での言い争いを好まない日本人って、ステキだね。

1253.jpg
『SankeiBiz』に掲載された、人事専門家による記事

エトですね、この人に欠けている視点は、予防法務の浸透です。
弁護士は、苦労して、トラブルが起きないようにしています。
コンプライアンス意識を浸透させたり、裁判に持ち込まないよう和解で済ませたり。
裁判官という他人の判断に委ねて余計な費用をかけるより、自主的な解決を安く図ろうよと。
さらに好ましいのは、トラブル自体が起きないようにすることだよねと。
そんな取材を、毎週のようにしています。

つまり、司法改革は、「法律によって解決する」という意味で成果を上げているんです。
身近にある「困った」を、きちんと相談する人が多くなってきた。
アディーレの債務整理なんて、バンバン稼いでいるじゃないですか。
そのおかげで、裁判に至った件数が、司法試験合格者と比例していないだけ。
それとですね、チームで効率的に分業し始めたことも、一因としてあると思います。
最初のヒアリングをスタッフに任せたり、高度な事案を複数の弁護士で扱ったり。

シロウトが書くならまだしも、人事の専門家が事情に疎いって、どういうことなんだろう。
書き間違いとか理論矛盾とかじゃなくて、現場を知らなさすぎる。
その稿料、オレに寄こせって言いたくなっちゃいます。
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Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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