[1454]ケーススタディの作り方

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

弁護士さんのサイトで、具体的な相談イメージがわかるように、ケーススタディを載せることがあります。
その一方、彼らには「守秘義務」というものがありますから、ベラベラしゃべるというわけにもいかない。
やはり、ある程度の「作文」が避けられないでしょう。

一番進めやすいのは、本当にあったことを話していただいて、コッチが加工するパターン。
必ず校正をはさむので、リアル過ぎていたら、そこで直せばいい。
一方、先生がフィクションを作ると、得てしてきれいすぎるストーリーになっちゃうんですね。
何ていうのかな、逆にウソっぽく感じる。

現実は、どこかに矛盾が入っているものなんです。
例えば、最初の筋は「離婚したい」だったのに、どこからか「お金を支払わせたい」へ変わっていったり。
人間臭さと言えばいいんでしょうかね。

1454.jpg
別件のロケで自演した、「もめている夫婦」イメージ

一番進めにくいのは、先生が的を絞ってくれないパターン。
調停使ってもいいし、別居する方法もあるし、個別説得もできますよね・・・なんて具合で、煮え切らない。
おそらくこれが、一般的な相談の進め方なんでしょう。

そうじゃなくて、どれか一個に絞ったケースが聞きたいの。
コッチは、離婚できなくて困っているわけじゃないの。
取材してるの。
とりあえず調停を使った方法をメインにしておいて、ほかのやり方は【弁護士の一言】みたいな補足で触れればいいじゃないですか。

話を標題に戻します。
なので、皆さんもうすうす気付かれていると思いますが、本当にあった話ではありません。
少なくとも、自分が手がけた場合に限りますが。
もし「人間臭さ」が地で出ているケーススタディがあるとしたら、「守秘義務守ってないじゃん」という話になる。

ここで言う「地」とは、ライターを使ったのではなく、あきらかに「自分で書いたな」と感じる雑っぽさのこと。
Aさんとかにボカしたところで、赤裸々というか、もう、個人情報ですよね。
ライターは、そういう小手先のプライバシー回避をしません。
ボディだけ同じで、見た目が分からないように、衣装だけ変装させる。それでいて「人間臭さ」はちゃんと残す。
それが、プロの仕事です。
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てつまる

Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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