[1260]江の島の風雲を告げるハーバーマスター

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

朝日新聞の記事で初めて知ったんですが、どうやら江の島には、ものすごい達人がいたそうです。
その人は、海の天気を読み、レスキュー艇を駆り、「ハーバーの顔」として知られていたのだとか。

「いた」という過去形で書いたのは、定年によって引退し、いまでは非常勤顧問をされているから。
これに対し神奈川県のセーリング連盟は、「マスター、帰ってきてくれ」と、署名活動を始めた模様。
いわく、「このままでは、海上の安全確保に難あり」とのこと。

1260.jpg
『朝日新聞DIGITAL』の記事

この記事を読んで、二つのことが気になりました。
一つは、リスク対策が属人化しちゃっている点です。
企業や組織の存続を優先するなら、「いつでも誰でも同じことができる体制」が好ましいのでしょう。
一番良いのは、職人のスキルをきちんと受け継いで、平準化しておくこと。
いつまでもスーパーマン頼りというのは、体制として未熟ですよね。

もう一つは、オリンピックを控えたこの時期に、かえって「危険性」をアピールしている点です。
署名運動の反作用というのか、ぜい弱性を周知している側面があるわけですよね。
内々でやれば良かったのに。
公的な方法を採る必要があったんでしょうか。得られるメリットとデメリットの比較ができていたんでしょうか。

オリンピックまであと4年あると考えれば、ちょっと短慮というか乱暴じゃないのかな。
それに、マスターとのコンセンサスって、取れているんですよね。
もし勝手に担ぎ出していたりしたら、どうなんだろ。
ここまで行くとご本人も動きづらいはずだし、やり方がまずかったんじゃないかと思うわけです。

なので、総論としてはうなずけるんだけど、署名運動求められたら「反対」かな。
オリンピック後のことも考えれば、決してベストな方法ではないでしょう。
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Re: No title

ご連絡ありがとうございます。
私は研究者や専門家ではございませんので、メディアを見て、率直な感想を口にするしか能がないのです。その意味で、「平準化」「問題を大きくしているのではないかという疑問」という結論は変わりません。
また、当ブログは、記者が良く調べてモノを書く記事とは異なります。したがいまして、「きちんと調べてくれないと、誤解を生む」というご指摘は、メディアに対して行うべきではないでしょうか。
明らかな事実の間違いではないことを前提にすると、個人のブログですから、「参考にさせていただく」という以上のことはいたしかねます。
せっかくご訪問いただいたのに、すみません。
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