[1461]現実を知らないデザイナー

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

詳しいことは書けませんが、とある許認可申請があったとしてください。
そして、その手続きに特化している士業のサイトを制作するとしてください。

こうした場合、デザイナーから、サイトイメージが振られてくるわけです。
おそらく、著名な競合でも調べたんでしょう。
申請手続きの「早さ」を、具体的な数字で打ち出したいと。

「その日にご連絡いただければ、最短3日で手続き終了」

みたいな感じです。
ところがセンセー、「うちは、スピードで商売してないんだよね」とのこと。
もう、話の根底がすべてひっくり返っちゃうんです。しかも、取材中に。

1461.jpg
許認可業種としての茶濁でございます

さらに・・・。
士業ですから、デザイナーとしては、報酬が発生すると思い込んでいる。
ところがセンセー、「あくまで代行手続きの委託料」とおっしゃる。
つまり、カウンセリングのような頭脳労働に対する報酬ではなくて、業界で決められている手数料をもらうだけだと言うのです。
第一、お客さんは急いでいるので、面談なんてやっているヒマないよと。
電話一本だよと。
結局、報酬だけで予定していたページが、ものの2行で終わってしまいました。

初年度5000円
翌年以降の更新料3000円

一方、デザイナーがイメージしていたのは、こんな構成なんです。

1.○○士報酬とは
2.初回の無料相談について
3.費用の種類と内訳
4.支払い方法について
5.費用に関するQ&A
6.依頼をお悩みの方へ

全然埋まらないし、全然必要ない。
初年度5000円
翌年以降の更新料3000円
以上。
目指しているのは、質対応ではなくて、量対応だったわけです。

なので、無理くり体裁を作ったパターンと、費用ページを削除してサービスのページに盛り込んだパターンと、2種類作って納めました。
もうね、ハッキリ言って、時間のムダ。

何ていうのかな。デザイナーが、先方とすり合わせないで、勝手に妄想しちゃってるわけですよ。
事前に営業を通していれば、確認できた話じゃない。
もしかしたら、ある程度の経験がある編プロなもんで、逆に「ヒナ型」でイメージしてしまったのかもしれないですね。

いずれにしても、そのしわ寄せは、ライターがかぶってしまいます。
それが業務のうちなら、やりますけどね。
でも、あまりスムーズにやっちゃうと、また妄想を押しつけられる。
なので、いじる程度に文句をつけてあげました。
「たまには現場に出てきなさい」って。
あのね、プロダクションの信用は、現場で苦労している外部ライターが築いているんです。
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てつまる

Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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