[1736] 自分ファーストで他人のファーストを非難していないか

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

この間、朝日新聞の副読紙に、韓国から北欧へ移住した人の話が載っていました。
その人いわく、韓国は、他人を蹴落としてまで1番を競う社会だと。
対する北欧は、隣人に対して何ができるのかを重視する社会だと。

仕事柄、クライアントの「差別化」を意識している自分にとって、ちょっとショックでしたね。
なぜなら、自分のやってきたことは、韓国型のコピーワークだったんです。
自由主義の元、競争社会を当たり前のように考え、「特徴出し」ばかり考えていました。
もしかしたら北欧型のコピーのほうが、現代社会になじむのではないでしょうか。

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オレがオレがの「我」をやめて、おかげおかげの「下」で生きる

例えば飲食店なら、近所の老人ホームに「柔らかくて栄養バランスの良い食事」を提供しているとか。
歯科医院でも、医師会のつながりを駆使して、「産後うつ」のNPOを紹介できるとか。
そういった地域活動的な要素を、あえて打ち出してみたらどうでしょう。

日本の人口はいずれ1億人を割り、自国のパイだけでは食っていけない状況にさしかかっていく。
そうしたなかでシェア争いに力を置いても、おのずと限度があると思うんですよ。
片意地を張っていないで、みんなで協力し合わないと。
いきなりは無理だと思いますが、それでも取材の中で、「横つながり」を意識したヒアリングをしてみようと考えています。
「先生、もう時代は、自己アピールじゃないんです。何かCSR的なコトってないですか」
っと刺して、必要性に気付かせるというのかな。

別に仕事と関係なくても、「自分は、自分は」という発想はひとまず置いておいて、「何か他人に寄与できる」ことを大切にする。
また、そうした価値の周知に配慮する。
例えば、トランプ批判は他人の否定なんですから、自分ファーストに過ぎないことを知らしめる。

どうやら、今年の大きな目標が見えてきたようです。

[1735] 花見は、いつから行事になったのか

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

お花見って、イベント化しちゃってないですか。
少なくとも、「咲いているサクラをめでること」ではなくなってきているような気がします。
「今年は、サクラ見ました?」
って会話、あまり聞かないですもんね。
「今年は、お花見行きました?」
になっている。

飛鳥山の近くでロケがあり、2時間の空きが出たので、吉宗公ゆかりの「元祖お花見」体験をしてこようと思ったわけです。
ソメイヨシノは、いまが満開。
天気もヨシ。
ところが、ほとんどのスタッフが「喫茶店で時間をつぶす」と。
アレ? オレ一人?
もうお花見をやっちゃったのかと思ったら、そうでもなさそう。
つまり、行事的な「お花見」じゃないから、行く気にならないみたいなんですね。
特に若い人ほど、そんな傾向があるようです。

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お花見発祥の地・・・の一つとされる「飛鳥山公園」

一方の現場。
平日の日中なので、地域のママ友グループを良くみかけました。
ここでも、ある種の行事化が行われているようです。
何ていうか、グループ内の役割を演じる舞台として、お花見が成立している。
例えば、場所取りだとか、買い出しとか、手作り料理の分担とか。
ご近所の呼びかけだから、参加しておかないと・・・みたいなところがある。

窮屈。
何だか見ていて、息が詰まりそうでした。
もう、サクラなんて関係ないんでしょうね。
「地域や会社による行事」だから、外で飲食する・・・というだけの呈。
吉宗さん。よみがえって「成敗」してやってください。

[1734]「木々の名は。その2」コノデガシワ

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

身近にある木々の名を、いまさらながらに知っておこうというこの企画。
今回は「コノデガシワ」です。

駅の植え込みなんかで、葉脈だけ取り出したような形の葉を見かけることはありませんか。
「手の形」をしていて、比較的同じ方向に並んでいるような。
アレです。
児の手で「コノデ」、残る「ガシワ」は良くわからないのですが、「かしわ手」じゃないかと勝手に思い込んでいます。

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この時期、葉先に花をつけている

呼び方なのか種類なのか不明ですけど、「センジュ」というものもあるようですね。
ただ、属の名称として登録されているので、ざくっと「コノデガシワ」でいいんじゃないでしょうか。
ちなみに、写真を撮ったのは、オウゴンコノデガシワという種類でした。

園芸イメージが強くて、プードルのように刈り込まれているものだから、低木かと思っていたらさにあらず。
結構な高さに育っている木も見かけます。
あと、規則正しい生え方が逆に「書類立て」みたいな印象を与えるのか、ゴミとかを挟まれやすいですよね。
常緑樹なので、いつでもクリップ。
かわいそうに。

この葉っぱ・・・というのかな、良くみると枝のようにも思えるイボイボ・・・が何よりの特徴。
イチョウも変だけど、コノデガシワもなかなかにユニーク。
歴史をたどると、万葉集に詠まれているとのことです。

[1733]「地球が丸い」と最初に言い出したのは、イエスなのか

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

キリスト教を説いて回っている人たちって、良く見かけますよね。
ときどき家に訪問してきたりしますが、あながち邪険にするのも何なので、話だけは付き合っています。
彼らにとっての布教活動は「天国への階段を登ること」へ直結するので、妨害するのもしのびない。
でも、無理がある部分については反論しています。
宇宙はビックバンによって生じたと、信じていますから。

ところがですね、どうしても否定しがたいマターがあるんですよ。
彼らいわく、聖書には「地球が丸い」と書かれている。
2000年前の時代にそんなことを知っているのは、神様とイエスだけであると。
この話を出されてしまうと、ぐうの音も出ないんです。

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そのまんまの茶濁でございます

しかし。やっとやっと、反論の糸口を見つけました。
つまり、預言者や神がかった人物を演じたかったら、周りの人が考えもしないような奇論をいくつも並べておけばいいんです。
書いたらダメ。
あくまで、伝承の類いで残しておく。

すると、1000に3・・・つまり「センミツ」くらいの確立で、合っていることがある。
これを後生は「奇跡」と信じて、書物に残してくれる。
そういえばアノ人、こんなこと言っていたよねと。

自分で書くと、センミツの確立が形として残ってしまうから、単に奇人と思われてしまう。
そうじゃなくて、10万のデタラメを自然淘汰させておけば、300の偶然が結晶化するでしょ。
聖書のネックは、タイムリーな伝記ではないこと。
伝承がダーヴィニズムしていますよね。
よし、これでクリア。
こういう頭の体操にはもってこいです。あの人たち。

[1732]人より前に生まれた、香辛料の不思議

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

例えばトウガラシ。
もともとは、外敵から身を守る防衛手段として、辛さを身につけたはず。
人間のお役に立とうとして生えてきたわけじゃない。
だって、そうですよね。
人間のほうが、後に生まれたんだから。
そう考えると、香辛料にアイロニーを感じませんか。

そもそも味覚って、食べ物が腐っていないかどうかのセンサーとして発達してきた・・・という理解でいます。
酸っぱけりゃ腐っているんだろうし、苦ければ毒だと。
食べ物をおいしく味わうための進化ではないんです。

逆に、甘さやしょっぱさのような「ヨシ」のサインは、それほど敏感である必要がない。
やはり、病気とか死に対してより注意を払える人が、生き残ってきたわけですよ。
昔の話ですけどね。

1732.jpg

改めて眺めると、不思議な存在に思える

むしろ糖分って、寒いときに自分を凍らせないための知恵だという話じゃないですか。
トリが食べて種を持って行きやすいように・・・という部分はあるものの。
そう考えると、香辛料の原材料って、これっぽっちも人間を意識していないんですね。
だけど、使う側からしたら、味覚のバランスを整えるのに便利。

このギャップ。なんなんでしょう。
そういうツモリで生きてきたわけじゃないのに、いいようにあしらわれているって言うのかな。
でまた、リスクセンサーだった味覚が、何でオイシイと感じちゃうんでしょう。
不思議ですよ。
多少は品種改良の成果があるんだろうけど、根本的なところは変わらない。

これはね、たぶん、何かしらの意味を持っているんだと思っています。
だって、ダーヴィニズムのなれの果てというか、結果論の最終局面にいる人間が、こういう根源的なところで「無意味なこと」をするはずないじゃないですか。
リスク選好的な要素が絡んでいるんですかね。
ダメと思わずにやってみろ、本能より理性で動け・・・みたいな。
そうしたチャレンジ精神から、「あれ? 意外と食えるぞ」という発見が導き出されたと。
香辛料って、ギャンブルだったのかもしれないですね。

[1731]「木々の名は。」

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

以前から思ってはいたんです。
日常的に見る「木の名前」って、意外に知らないなぁと。
街路樹の見分けもつかないなんて、何だか、貧弱な人生を送っている感じがしてきませんか。

杉や松、イチョウにサクラあたりはどうにかこうにか。
しかし、梅と桃は区別が付かず、月桂樹は葉をかいでみないとわからない。
ケヤキ、クスノキにいたっては、「まあ、名前は聞くけどね」のレベルです。
こんなことでいいんだろうか。
そんななか大船で取材があったため、帰りにフラワーセンターへ寄ってみました。

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早咲きの「玉縄桜」が見ごろ・・・を少し過ぎていました

いくつも覚えると忘れるから、機会があるごとに、一個一個覚えていこう。
今回は「クロガネモチ」。
ツバキのような葉をしていて、初夏になると、枝の根元に赤マメを付けるヤツです。
苦労がネェ+カネモチ=クロガネモチということで、縁起が好まれているようですな。
街路樹というより、マンションのエントランスとか、他人の家の垣根に生えていたりする。

さっそくフィールドワークをしてみたら、「コガネモチ」という別の種類もあるみたいですね。
フラセンでは「オウゴンモチ」としていましたが、異なる記載をした標識もありました。
葉先が黄色くなるのが特徴で、「クロガネモチ」に比べると、半枯れのような印象を受けます。

よし、覚えた。
次は、樹皮が迷彩服みたいなヤツ。あの名前を知りたいな。
いま調べると、「クロガネモチ」を忘れてしまうので、しばらくは保留。
花が咲いているときだけ見分けられるような樹木は避けて、オーソドックスな広葉樹系に絞り込んでみます。
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てつまる

Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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