[1780] 人前でキンチョーして、汗びっしょになる人へ

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

おそらく、どこかに、演じようとしている自分がいるんだと思います。

「うまくいかなかったらどうしよう」
「何かマズイことを言って、怒られたらどうしよう」

あなたが想定しているのは、こうした地雷を踏まない超スーパーマン。
でも、それが実像と異なるから、「メッキが剥がれないように」とあせる。

自分も、新卒のころはそうでした。
それが、ある程度落ち着いてきたのは、30代に入ってからですかね。
あんまり、会社や仕事のことを考えなくなってきたんです。
商談中は、あくまで個人の主観や一般則で話す。
「それが目的だったら、ウチのサービスは向いていません。他社の○○のほうがいいんじゃないっすか」
みたいなことを、平気で言っていましたから。
つまり、台本を捨てちゃったんです。全部、アドリブ。
素の個人で向き合うというのか、偽ってバイアスをかけないというのか、真実を言ってんだからどうしようもないだろ・・・みたいな開き直り。
これができたとき、キンチョーもしなくなりましたし、逆に信頼を得ることができたと考えています。

白いポスト
世の中のポストが、すべて赤いとは限らない

もうひとつ気付いたのは、「自分が言っている事にせよ、顧客が言っている事にせよ、それが絶対に正しいとは限らない」ということでした。
むしろ、世界は虚像でできているようなところがある。
例えば、白いポストだって、あり得るんです。それを知らずにギロンをしていても、らちが開かない。

思い込みによるミスや間違いは、起こり得ます。
それを完璧に廃除するのは不可能。
であれば、「なぜ、ポストが白かったのか」という理由を共有して、次につなげればいいだけの話じゃないですか。
むしろ、謝っちゃったりするから、「ポストは赤い」という虚像が是正されず、同じミスを繰り返す。
考えようによっては、「白いポスト」を利用して、新たなビジネスができるかもしれない。

「うまくいかなかったらどうしよう」

そうじゃないでしょ。
うまくいかない場面なんてのは、ちょくちょく登場するんです。
このとき大切なのは、虚像を実像にできるチャンスとして捉えること。
真実は、どのような場面でも無敵ですから。
うまくいっていない原因を調べ、あけすけに報告して、次へつなげる。
ほら、業務体質が高まったじゃないですか。

雨降って、地固まる・・・というのか。
雨が降ったことを悔やんだって、何にもならないでしょ。
ミスは起こるもの。避けるものじゃないんです。
そこまで達観できたとき、あんまり緊張しなくなりましたね。
もちろん、地が固まっている分ミスは減っていますし、クライアントとの相互理解も深まっている。虚像が薄れているわけですよ。
くどいですけど、スーパーマンを演じちゃってるから、無理がかかっているんだと思います。

てなことを昨日、取材に同行した汗びっしょの編プロ営業へ話してあげました。

[2421] ド定番を避けた観光案内

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

連載を持っている映画のロケ地紹介。
4月号のお題は、「停電で都市機能を失った東京から脱出する家族の物語」だそうです。
これ以上は書けません。
事前情報によれば、実際の撮影が行われたのは仙台らしいですな。
さて、あなたなら、どうやって観光案内を組み立てます?
フツーにやってたらフツーのライターです。
連載を任されているからには、ウナルような構成にしないと。

自分がまず行ったのは、「仙台」というキーワードで検索をかけてみることでした。あえて、観光に絞りません。
すると、「仙台宣言」なるものを発見。
国連は、防災に関する世界会議で策定したガイドラインに、仙台の名前を冠したようです。
その背景には、東日本大震災があったんでしょう。
なるほどね。
映画には「避難時のサバイバル」的な要素もありますし、防災目線で見た「杜の都」という切り口にしてみましょうか。

仙台駅
それでいて、ある程度の定番スポットに触れる必要もある

いろいろと調べていくと、どうやら仙台市は、街の緑を「インフラ」と位置づけている。
イザとなれば避難もできるし、道路がふさがれたときの移動経路にも使えると。
よし、ケヤキ並木が見事な「定禅寺通」、この方向でイタダキました。

次は仙台城跡。
これは簡単。東日本大震災で崩れた石垣の復刻と絡めればいい。
自然の猛威は怖いけど、人知もあなどれないよね。感心するよね。

広瀬川もいっときましょうか。水害関係の何かが出てくるかもしれない。
そう思って、若葉区にある某防災系のスポットに電話したところ、オモシロイ事実が聞けました。
ここでは書けませんが・・・そんな広瀬川のウラ話を知りたかったら、この防災系スポットへ・・・的な流れで、合計4箇所の紹介完了。
牛タンとずんだは、記事と別のくくり枠で触れておく。
さすがに、防災とはくっつけられませんでした。

うん、映画のテーマに沿った、いい特集が書けたんじゃないかな。
撮影が行われたロケ場所には一個も触れてないですけど。
だって、「都内の環八に見立てた、ビルの並ぶ広域道路」なんて紹介したって、オモシロクないじゃないですか。
他方、ありきたりな「見逃せないマストスポット○選」にもなっていない。
それでいて、さらっと定番に触れている。
加えて、意識の高い家族に受けそうな内容。「仙台、行ってみるか」と。

所要時間4時間。フィーはそこそこ。まいどっ。

[2334] 同じ助詞の繰り返しを避けなければならない理由

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

日本語には、関係代名詞という概念がないんです。
一つの文の中なら、主語や述語は常に一つ。

最も言いたいのは、私は、日本人は優しいと思われていることが不思議だということです

こんな日本語を書いてちゃ、ダメ。
因数分解してみると、

最も言いたいのは、[私は、[ [日本人は優しい]と思われていることが不思議だ]ということです

文章の構造が分からなくて、不安になってきます。
主語に限らず目的語も同様で、

この料理には、血を抜いた魚を使います

なんて「を」のカブリも、本来は正しくない。
おしなべて、テニヲハがカブっていたら、その時点で悪文と考えていいでしょう。
もちろん、「の」だけは例外です。

一葉だけの紅葉
主格や目的格を1つに絞り込めてこそ、正しい日本語といえる

ただし、現実問題として、複雑なニュアンスを盛り込みたい場面はあります。
そこで、関係代名詞の代わりになるのが、カッコなんですね。

私は「日本人は優しい」と思われていることを不思議に思う

これはセーフです。
さらに、読点で区切られた文なら、主述の再構成ができます。
もちろん、関係代名詞のように挟まないで、独立した文を並列させます。

「日本人が優しい」と思われている現象について、私はいつも不思議に感じています

でも、まあ、あくまで最後の手であって、本来なら、1主語+1述語が望ましい。

はたして日本人は優しいのでしょうか。私はいつも不思議に感じています。

冒頭の組んずほぐれずした稚拙さは、どこにもありませんよね。
しかし、テレビで聞く原稿でさえ、あまりこの点に注意を払っていないんです。

明け方「に」降り出した雪「に」関する緒注意「を」促す放送「を」防災無線など「を」通じて市民「に」呼びかけています

デタラメですよ。こんなの、電波に乗っけちゃ、ダメ。
意味がわからない。

明け方から降り出した雪に関する緒注意が、防災無線などの手段を通して、市民へ呼びかけられています

どうにでも、やりようはあるんだけどな・・・。

[2234] おフランスなんて要らないし、ニトリでいいじゃん

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

9日の朝日新聞経済面に、大塚家具の業績不振に関する記事が載っていました。
その真横に位置していたのが、日産の純益増を報じる記事。
ちなみにトヨタも、過去最高の伸びを示しているようです。
好対照ですな。

大塚家具のお家騒動は置いておいて、そもそも家具にお金をかけなくなったんでしょうか。
確かに、かつてのような「おフランスのダブルベッドがドーン」みたいな家って、見かけなくなったような気がします。
ニトリでいいじゃんみたいな。
ちなみに、ニトリの公式サイトで出している財務状況を見てみたら、ここ5年、右肩上がりでした。
ついで・・・と言ったら怒られるけど・・・フランスベッドは、売上ベースで変わらず、利益ベースで凸凹。総じて大きな変化は起こっていないようです。

大塚家具の業績不振を報じる記事
大塚家具の赤字を報じる「live door NEWS」

以前、会社勤めをしていたころ、自分の直属の部下が大塚家具から転職してきたヤツでした。
彼いわく、「鏡は厚くないと、微妙にゆがんで映る」そうです。
だから、いい鏡は高いんだと。
まあ、リクツは分かりますけどね。
一般家庭が、そこまでの価値を求めているんでしょうか。
わざわざタンスを買わなくても、1000円の収納ケースでいいや。
部屋のスペースがもったいないから、ソファベッドにしようよ。
そういう波が、高級家具メーカーに押し寄せているんだと思います。たぶん。
だって、家具にお金かけないもの。

もし、巻き返しを図るとしたら、「鏡は厚くないと、ゆがんで映る」みたいな情報発信が必要なのではないでしょうか。
収納ケースよりタンスのほうが、服の持ちがいい。
ソファベッドよりおフランスのベッドのほうがぐっすり眠れる。
・・・かどうかは知りませんけどね。
理由のないところに費用はかけないでしょ。

そうだ、思いつきで恐縮ですけど、世代間で家具を譲るという風習もなくなりましたよね。
おばあちゃんのタンスを現代風にリメイク。
昭和の記憶、「三面鏡の化粧台って、こんなに便利だって知ってた?」
・・・かどうかは知りませんけどね。
そういう情報発信をすりゃいいのに。

[2134] たまに仕事で見かける、ヤンチャな個人のメルアド

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

メールアドレスを新たに設定する際は、それがプライベートなものであっても、常識的なつづりにしましょう・・・というお話。

社用と私用メールを分けている方も多いと思いますが、プライベートなメルアドを公的に使う機会は、ある日、突然やってきます。
例えば、自宅へ仕事を持ち帰ったり、休みの日に取引先から自宅へ送ってもらったり、あるいは独立して私用アドレスが社用になったり。

そんなとき、「naochanpapa@」とかであれば、まだ、ほほえましい部類です。
ナオちゃんが産まれてパパになったんだなと、そんな好印象すら残せます。
ただ、仕事先の相手によっては、どうかとも思いますが。
しかし、「pootarou@」になると、「コイツ、本当に大丈夫か」という疑念が湧くのでは。
仕事がなかった時代、自分を哀れんで、「プータロウ」などと名付けたのでしょう。
ちなみにこのメルアドは実例です。

木の股のプーさん
いっそのこと、poohsan とかだったら良かったのに

あと、趣味が入ってくるのも、いかがなものかっていう気がしますね。
Arimakinen2016とか、golffishとか。
まあ、ゴルフや釣りだったらいいですけど、競馬ってどうなのよ。
ほかにも、好きなアイドルとかアニメキャラとかね。
本人が弁護士や医師だったりすると、ちょっと引きます。

おそらくは、今現在で、何の不都合も起こっていないんでしょうよ。
しかし、いずれ何かの機会で露出しますからね。絶対。
おバカなメルアドを付けている人は、今、改めなさい。
所要時間にして5分くらいでしょ。
それで、一生分の恥が防げます。

また、何だかんだで使い初めてしまうと、思いの外、変更しづらくなります。
というか、「変更してクレ」っていう通知自体、恥含みですからね。
プータロウが何に変わろうが、オマエの前身はプータロウじゃねぇかと。
むしろ、その事実を告知しているようなものでしょう。
だから、おバカなメルアドを付けている人は、露出する前に改めなさい。
5分で、一生分の恥が防げます。

[2633]20171114読売新聞

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Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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