[1486]「動画」は、あればいいってものでもない

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

最近、取材時に動画を撮る場面が散見されてきました。
視認性に優れるというか、視聴回数はそれなりにあるみたいです。
こうした場合、ライターがタッチするのは、テロップやカンペの部分。
事前に用意することもあれば、ヒアリングの後に趣旨をまとめることもあります。

だけど、本当に動画が向いている人って、10人に2人ぐらいじゃないでしょうか。
講演のように人前でしゃべる経験が豊富な人じゃないと、子どもの発表会みたいなことになる。
カンペをガン見するし、滑舌悪いし、笑顔が怖いし。
それに、解像度の低い画で作るでしょ。
どうしても「質の悪さ」みたいなイメージが付いちゃうんですよね。

1486.jpg
強い照明がたけないから、ホワイトバランスもまちまち

このライティングでそのまま撮ると、おそらく、顔が「真っ赤」になります。
かといってブルーに振ると、窓の外や奥にあるテーブルの表面が「真っ青」になる。
スチールなら、瞬間的に強いフラッシュで飛ばせますから、色温度を一定に保てます。
動画は、それができないんですよ。
もしくは、本格的な照明を持ち込まないと。

シャベリがダメ、ライティングも悪い、顔が怖い。
・・・撮る意味あるんだろうか。
それと、カンペ無視して独自の演説が始まった場合、しゃべった言葉がそのまま載りますからね。
「お客さんの要望をそのままヤル」とか、「来てもらうと手っ取り早い」とか。
ライターをかませたテキストなら、
お客さまのご要望をストレートに反映する
ご来所いただいたほうが時間を節約できる
に直せるでしょ。
放任しておくと、地が出るんですね、どうしても。

どうなんでしょ。確かに再生回数は多いのかもしれないけど、アクションに結び付いているんだろうか。
端から見ていると、はなはだ疑問です。

[1386]手が止まったテキスト実例と最終稿

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

以前にも書きましたが、助詞のカブリについて、あまり以前ほど気にしなくなりました。
真意を優先すべきで、テクニックは二の次。
とはいえ、ニュアンスが変わらない範囲であれば、何とか重複を避けたいものです。
例えば、次のような文。

面会交流権の充実「を」大前提としたうえで、新たな家族の形「を」模索していくことになりました。

身動きすらできず、しばらくフリーズしてしまいました。
どうやっても、脱出できないんです。
新たな家族の形「の」模索に注力しました・・・まあ、「の」はカブッてもいいんですが、美しくはない。それに、ちょっとくどい。

1386.jpg
親権を決める際の要素、「兄弟不分離」的な茶濁でございます

以前紹介したのは、
君「が」家を出るというなら、ボク「が」家族を守ろう
みたいな、それぞれが独立した文になっている場合の「カブリ」でした。
これは、無理に直す必要がない。

一方、前述の「を」は目的を表す助詞なので、独立せずに二分してしまう。
これは、自分的にマズイわけです。
とりあえず蛍光ペンを塗っておいて、後でもう1回考え直してみましょう。

はい、戻りました。
元文を読むと、また、落とし穴にはまってしまうので、同じ意味のテキストを新規に考えてみます。
「断捨離」ですね。

新たな家族の形について十分話し合ったうえで、面会交流の中身を充実させていくことになりました。

あれ? 何を悩んでいたんでしょう。
こういうことは得てして起こりがちで、「を」をさけるとか、「の」でいけないかとか、助詞の問題にこだわりすぎるからはまってしまうんです。
大切なのは、ジレンマを「断ち」、思い込みを「捨て」、元文から「離れる」こと。
自然体こそが「断捨離」の本質であって、部屋を掃除することとは何の関係もありません。

[1286] 北朝鮮のミサイル、タイミングのズレが示すこと

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

あのヤバイ国が、ミサイル発射をデモンストレーションした件。
その性能だとか、どこへ落ちたとかが取り沙汰されるなか、自分が一番器具しているのは、
「ミサイル発射のタイミングが、微妙にズレていたこと」
だと思っています。

ということは、人為的な操作が絡んでいてたってことでしょ。
もし、機械で自動的に管制されていたなら、あのようなズレは生じなかったハズです。
つまり、指示に応じてスイッチを押した証左だと思うわけですよ。
ミサイル発射の決定権は、トップではなく、末端の軍人へ与えられていることになります。

1286.jpg
報道の一例としての『日本経済新聞』

仮にそうだとすると、あの人がギリギリになって「ちょっと待った」を掛けても、勇んだ一兵士による「ポチっとな」はあり得るんです。
専門家じゃないので詳しいことはわかりませんが、映像を見る限り、そうじゃないですか。
機械的に発射されず、人のバイアスが絡んでいる。

これは問題ですよ。
なぜ幾多のメディアは、この危険を報じないのか。
もはや北朝鮮の核は、個人の意思によって発動しえるマターになっちゃったんです。
外交交渉とか制裁は、一切関係なし。
「打ちてぇ」という願望を阻害できる要因は、一切ありません。
もうね、集団的自衛権とか論じているひまなんて、全くないんじゃないでしょうか。
早急に、あのバカを何とかしければ。
憲法論議は、その後でいいじゃん。

[1185]「ライターに得意分野は必要なのか

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

自分の関わったパソコンメーカー老舗のサイトが、無事、立ち上がりました。
主要なテキストは、すべて自分が担当しています。
IT系のリテラシーなんて持っていませんし、使っているOSはいまだに「Win7」ですけど、そんなことは全く障害にならなりませんでした。
代表取締役へのインタビューにしろ、現場の取材にしろ、大切なのは「聴き方」ですよね。

話し手の表面的なセリフをうのみにするのではなく、「で、結局、どうなんですか」というところまで掘り下げる。
取材の論点整理を通じて、むしろクライアント側に、「ウチの会社って、そういう存在だったんだ」と気付いてもらう。
情報を羅列するたけでなく、読んでいる側の「関心」をマインドセットする。
そうした作業に「得意分野ウンヌン」なんて、要らないと思うんですよ。

1186.jpg
ビスケットに詳しくなくても、魅力的に盛りつけることはできる

もちろん、「グラハム」という言葉や「クッキーとビスケットの違い」などを知っていたほうが、話は早いと思います。
でも、必要条件じゃないでしょ。
わからなきゃ、臆さずに聞けばいいだけの話ですから。
「このライターは、イイトコロ突いてくるな、信頼できるな」
と思ってもらったら、何でも聞けます。喜んで答えてくれます。

それと、「サイトの役割」は、詳しい情報を全部載せすることではありません。
断言しますけど、絶対に違いますからね。
サイトの目的は、アクションを起こさせるためのマインドセット、その1点です。
余談として「クッキーとビスケットの違い」があってもおもしろいけど、だからといって、注文が増えるわけじゃない。
肝心なのは「どういう想いを伝えたいか」、そして「どうやったら伝えられるのか」。

実際、士業と医業は、自分なりに鉄板だと思っています。
だけど、身についた専門的な知識が何に役立つかといえば、「取材が早く済むこと」くらいです。
仮に、
「昨今、親権獲得の場面で注目を集めているフレンドリー・ペアレント・ルール、今後の方向性はどうなんでしょう」
なんて質問したところで、一般読者は付いてこれないネタですよ。
「お互いの好き嫌いだけで決めず、子どもの立場を考え、相手にも一定の理解を示さないと、裁判の心証を悪くしますよ」
で十分じゃないですか。
要は、こうしたツボを引き出せるかどうか。
専門分野の有無じゃ、ないんです。

[1685]20170101(3)読売新聞

~新聞全面広告ギャラリー~

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[1731]「木々の名は。」

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

以前から思ってはいたんです。
日常的に見る「木の名前」って、意外に知らないなぁと。
街路樹の見分けもつかないなんて、何だか、貧弱な人生を送っている感じがしてきませんか。

杉や松、イチョウにサクラあたりはどうにかこうにか。
しかし、梅と桃は区別が付かず、月桂樹は葉をかいでみないとわからない。
ケヤキ、クスノキにいたっては、「まあ、名前は聞くけどね」のレベルです。
こんなことでいいんだろうか。
そんななか大船で取材があったため、帰りにフラワーセンターへ寄ってみました。

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早咲きの「玉縄桜」が見ごろ・・・を少し過ぎていました

いくつも覚えると忘れるから、機会があるごとに、一個一個覚えていこう。
今回は「クロガネモチ」。
ツバキのような葉をしていて、初夏になると、枝の根元に赤マメを付けるヤツです。
苦労がネェ+カネモチ=クロガネモチということで、縁起が好まれているようですな。
街路樹というより、マンションのエントランスとか、他人の家の垣根に生えていたりする。

さっそくフィールドワークをしてみたら、「コガネモチ」という別の種類もあるみたいですね。
フラセンでは「オウゴンモチ」としていましたが、異なる記載をした標識もありました。
葉先が黄色くなるのが特徴で、「クロガネモチ」に比べると、半枯れのような印象を受けます。

よし、覚えた。
次は、樹皮が迷彩服みたいなヤツ。あの名前を知りたいな。
いま調べると、「クロガネモチ」を忘れてしまうので、しばらくは保留。
花が咲いているときだけ見分けられるような樹木は避けて、オーソドックスな広葉樹系に絞り込んでみます。
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てつまる

Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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