[2312]「微妙」は、いつから否定表現になったのか

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

主な利用者は40代女性。
商品紹介のページを作る際、そんなサイト分析結果を受け取ったもので、思い切って文学してみました。
秋色をめでる散歩径・・・とかね。
あえて「道」じゃなく「径」。
そしたら、比喩はナシだと。
若い女性を意識して、もっと易しい文章にしてくれと。
話、違うじゃないですか。

加えて衝撃だったのが、「微妙」という表現について。
若い世代は、ビミョーをネガティブ表現として受け取るとおっしゃるんですよ。
「絶妙」にできないかと。
・・・オジサンは、ショックでした。

瀬戸物のビミョーにリアルな犬
ビミョーなリアルさ・・・はたして、ネガティブでしょうか

同じような例として、「ヤバイ」をポジティブな意味で使う場合があります。
使うというか、商業文では使いませんけど。
だって、それはそうでしょ。
何ていうのかな、公式じゃないし、本来の意味とは違うし。

ただ、微妙のような「本来の意味合いに別のニュアンスが加わったもの」については、よくよく吟味しないといけないようですね。
ほかに、何があるでしょう。
例えば「キビシイ」。
難しいもそうですけど、遠回しな拒否表現になっていますよね。
「稀有(けう)な存在」。
記者ハンで要注意に指定されているので使いませんが、これは本来、在り難い(ありがたい)と同義の、プラス表現なんです。単に珍しいということではない。

言葉は時間と共に変化するものなので構わないですけど、微妙がネガティブっていうのはビミョーだわ。

[2212]「優性と劣性」メンデルの法則に配慮の面デル

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

学校で教わった「遺伝の法則」、その表記が変わるかもしれないそうです。
問題とされているのは、「優性」と「劣性」というコトバ。
例の、インゲンマメですな。
日本遺伝学会によると、特に「劣性」のマイナスイメージが、対象者に不安を感じさせてしまうとのこと。
これを改め、「優性」を「顕性」に、「劣性」を「潜性」にしてはと呼びかけるそうだ。
呼びかけるそうだ・・・というのは、今月の中旬に、新たな用語集を出版する予定でいるから。
なので、いまのところ提言の域に過ぎないものの、今後の波紋が注目されるところ。
ライターとしては、いつ切り替わってもいいように、スタンバッておきます。

「顕性」と「潜性」の使用を呼びかける朝日新聞の記事
趣旨としては出版案内になる、『朝日新聞DIGITAL』の記事

また、同書では、「色覚障害」を「色覚多様性」にするとのこと。
えっ、ダイバシティですか。
てっきり、心理的不安を与えないワーディングなのかと思いきや、差別表現の回避が垣間見えてきました。
なんだかなあ。

第一、認知障害のことを認知多様性とは言わないでしょ。
身体障害も同様。
なぜなら、程度や症状を「個別に特定する」ことが大事であって、「いろいろあるよね」で片付けてはいけない問題だから。
アウトフォーカスされたというか、そもそも多様性って何。
「顕性」と「潜性」の言い得てる感と比べて、ストンと来るものがない。
「多様性」でけむに巻くより、「あなたは、オレンジと緑の判別が難しいですよ」と教えてあげた方が、安心するんじゃないだろうか。
また、生活上の注意も払えるんじゃないだろうか。
「あなたは、ダイバシティです」
・・・っていうか、健常もダイバシティの一形態なんですけどね。

[2112] 仕事を得るためには、とにかく「人と直接会う」こと

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

ジャンル研究は1回お休みして、久々にこの欄の本題、「食べていく方法」です。

夏から秋にかけて新規営業をしてみたところ、結構な収穫がありました。
具体的な仕事へ発展したのは、主に4社。
一つめは、コンテンツマーケティングを得意としている編プロで、ハナマルキやドコモ社などのオウンドメディアを受託。
二つめは、受けた編プロからダイヤモンド社の担当者を紹介され、書籍のライティングを手掛けることに。
三社目は代理店で、自分の手掛けた商品紹介ページが、はや、今週末にもUPされます。
四社目も同業の紹介で、BtoCのサイトコンテンツ制作が始まりそうです。

これらに共通しているのは、きちんとした面会をはさんでいること。
クラウドのような、[登録-案件待ち]のスタイルではないんです。
人と会うと、半分くらいの確率で、何かしらの結果が伴います。ホント。

フェイス・トゥ・フェイスのオブジェ
顔を合わせるという茶濁でございます

この業界、仕事は、見かけよりあると思います。
ただ、コネというかルートのないライターに、オイ・ソレとは発注しないだけ。
それが、例え1回でも顔見知りになると、突破口が開ける。
仮に自社案件がなくても、知り合いや他社を紹介してもらえるんです。

この動き、笑っちゃうくらい早い。
会って3日後に、案件が振られてきたりします。
[登録-案件待ち]じゃ、考えられないスピード感。

ですから、前にも書きましたけど、ライターの取り扱われ方って二層構造になっていると思うんですよ。
下層は、人や内容を問わない、「誰でもいいゾーン」。
一応、登録した得意分野に沿って発注したりするものの、別にその人じゃなくてもいい。
対する上層は、会ったことのある相手を見込んで仕事を振る、「アンタに任せたゾーン」。
仕事があるのは、おそらくコチラのゾーンです。
ですから、同じ営業をする場合、登録型は避け、個別面会型を選びましょう。
ギャラ交渉も一からするし、何より、人として扱ってくれますよね。

[2611]20170123読売新聞

~新聞全面広告ギャラリー~

20170123読売新聞

[1757] 秋は別れの季節

[1757] 秋は別れの季節

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

誤解のないよう、早めに行っておきますけど、クモの話です。今回。
イエグモっていうんですかね。
調べもせずに書いていますけど。

夏の早い時期に現れる、1センチくらいのクモ。
巣を張るわけでもなく、生ごみにも関心を寄せず、何を食べているのかわからない。
部屋で見かけても、基本、素通りの方針です。カンタダの影響でしょうか。
だから、去年見かけたヤツが戻ってきたりする。
そんな彼・彼女らとも、せいぜい、あと1カ月のお付き合い。
名残惜しくなってきますな。

壁沿いに歩くイエグモ
目が大きくて、なかなかにかわいい

フト気付くと、ディスプレーによじ登っていたりする。
体が黒いので、保護色になるんでしょうか。
そんなときは、マウスのポイントを近づけてあげると、向きを変えたり飛びかかったりしてくれる。
ちょっとした癒やし。
一服させられるコメディ。

あとですね、なぜか「フッ」と息を吹きかけると、飛び降りてしまうんですね。
自然な風が当たっても、そうはならない。
なぜだろう、生き物の息に対し、「食われるゾ」ってな反射が染み込んでいるんですかね。
ジャマなときに、重宝します。

あっ、いま改めて調べたら、益虫のようですね。
自分より小さい虫を捕食してんだ。
一部のイエグモは亜鉛製の毒を持っていて、刺されるかかまれるかすると、皮膚がただれるとのこと。
オレを食おうとするなよ。頼むぞ。

[1498] ウィキは、信頼できる参照情報たり得るか

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

取材を伴わない記事では、周知の事実といえない事柄に対し、参照元の明記を求められる場合があります。
このとき、一般人のブログなどは論外として、ウィキもNGとする版元が多いようですね。
これは、もともとウィキの設計思想が、「一刻千金」に基づくからだと理解しています。

ことわざでいう「一刻千金」とは、「一字でも修正する部分があれば大金を払うよ」と周知して、世の中に精査を求めたもの。
ウィキも同様で、
「多くの目にさらして修正を積み重ねれば、いずれ、正確な内容になっていくだろう・・・」
という編集方針。
よって、常に、発展途上の余地を残すことになる。
専門家の知恵より数の理論というのか、少数の真理より多数の誤解というのか。
そんな可能性もあって、参照がNGになっているんだと思います。

曽我墓に関するウィキ
「曾我兄弟の仇討ち」についてのウィキ・・・これって、ネタモトが山ガハじゃんね

「山ガハ」がいいかげんだったとは言いませんよ。
確かに、『富士ニュース』を見つけて、曽我墓を追いかけました。
でも、それをもって、「曽我墓は14箇所」というのは乱暴なわけです。
参照元が明らかだから正しいとは、断言できない。
少なくとも、百科事典の呈を名乗るメディアでは。

では、キーワードの検索結果を見て、多くの人が同意見を寄せている場合はどうか。
このケースでも、リスクは残ります。
なぜなら、固有の著名な媒体に引っ張られている可能性があるから。
ガリレオが宗教裁判にかけられたのは、数の理論ですよね。

他方、版元が一次情報の出元を確認し、「この人なら信用できるな」と判断した上で参照するのはアリでしょう。
やはり、正確さの裏付けには、専門家の知見が欠かせないと思うんです。
問われるのは、数じゃない。
ですから、現段階でのウィキは、リサーチの出発点やとっかかりに過ぎないのでは。
少なくとも、プロのライターとしては、そう思います。
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てつまる

Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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